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東京都立中央図書館の企画展示

文字は文明の乗り物 ―時空を超えて情報を伝えるー
2009.9.8~10.19

http://www.metro.tokyo.jp/INET/EVENT/2009/08/DATA/21j8q300.pdf



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文字講座 (単行本)

「文字にまつわる」知識を学ぶ - 文字講座

「デザインとしての文字」と「知識としても文字」の双方をバランスよく、
著名な方々が語っている一冊です。これから文字に関して知識を得たい初学者には入りやすい内容だと思います。

デザインを行う過程で文字を扱わない事は、ほぼ無いでしょう。
また、同じくデザインを行わない方でも、メールやブログ等が日々の生活に浸透している現代で、タイポグラフィの作り手(送り手)として、文字に関わっていない方は皆無と言えるでしょう。

しかし、文字にまつわる知識を学習する場は、ほとんど設けられていません。
ローマン・アルファベットで言えば、
大文字(ABC)と小文字(abc)は元々、別の時代に生まれている。
では、大文字と小文字が一つの文字体系になったのはいつなのか?
また、現在、サンセリフ体は視認性以外になぜここまで普及したのか?

PCとアプリケーションの進化によって、プロとアマの境界線がにじんで見えてしまいそうな、
今だからこそ、プロとしての付加価値の一つとして、文字にまつわる知識を得なければいけないのだと思います。

ひとまず、ローマン・アルファベットの流れを得たい方は、

第二講 木村雅彦「ローマ大文字の礎 ーートラヤヌス帝の碑文が語る」
    ↓
第四講 杉下城司「サンセリフ体活字の潮流ーー誘目性から可読性へ。産業革命からモダニズムへ。」
    ↓
第七講 河野三男「石彫り職人の活字 ギル・サン書体」

の三講を連続して読むのが良いと思います。


第六講の服部一成さんの内容は、
http://www.kobegakkou-blog.com/blog/2007/05/post-4917.htmlに縮小版で、
ほぼ同じ内容で載っています。

「ただ一度のものが僕は好きだ」
あらゆる情景が思い浮かぶ、素晴らしいコピーだと思います。
画像は小さいですが、カラーなので、参考までに。


『文字講座』目次

第一講 浅葉克己「世界をめぐる文字の旅 ーー愛ある文字・トンパ」

第二講 木村雅彦「ローマ大文字の礎 ーートラヤヌス帝の碑文が語る」

第三講 葛西薫 「字・言葉・文・絵」

第四講 杉下城司「サンセリフ体活字の潮流ーー誘目性から可読性へ。産業革命からモダニズムへ。」

第五講 鈴木功 「タイプデザイナーという仕事」

第六講 服部一成「私のデザインと文字」

第七講 河野三男「石彫り職人の活字 ギル・サン書体」

第八講 永原康史「日本語のデザイン、その後 ーー日本語組版の応用と展開」

第九講 春田ゆかり「書から活字へ ーー書家・池原香穉を追って」

第十講 中島英樹「タイポ・グラフィックス ーーデザインとの関わり」

第十一講 山本太郎「書体開発の現場 ーーアドビシステムズのデジタルフォント」

第十二講 白井敬尚「活字とグリッド・システム ーーブック・フォーマットの形成」

第十三講 佐藤可士和「The Power of Artdirection」

*ブックデザイン:有山達也

*構成・まとめ:雪 朱里


共通体験型アプローチ:SONY Handycam 「Cam with me」

Cam with me(カム ウィズ ミー)|デジタルビデオカメラ Handycam "ハンディカム" | ソニー
http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/camwithme/

「感動した」「泣いた」など、非常に肯定的な捉え方をされたり、
「で、結局ソニーのハンディーカム買うの?買わないだろ。」などの否定的な捉え方をされていたり、
賛否両論ながらも、今年早くも話題になっているサイトです。

ざっくりサイトの説明をすると、
子供(女の子)が産まれてから結婚式までを一つのストーリーとして、その節目ごとに、
記録していく事で、ビデオカメラの良さ、ハンディカムの良さを訴求するサイトです。

「感動した」「泣いた」などの意見がある様に、このサイトのユーザーへのアプローチはとして、
共通体験アプローチ型であると考えられます。

共通体験アプローチ型のメリットは、同じ体験をしたユーザーには非常に効果が高く、訴求性が高い。
デメリットは、逆で共通体験をしていないユーザーにとっては「で?」で終わる可能性が高いです。
解りやすい例としては、テレビの「はじめてのおつかい」です。
(あの番組は親だけでなくとも、自分の小さい頃と合い重なったりして、
幅広い層に共通体験として映ります)

そのため、賛否両論が別れる記事があがっているのも、一つ説明が付くのかと。


逆に共通体験型アプローチを提案する制作サイドから考えた時に、大事なポイントは、
自分自身が共通体験をしてきているか?があります。

社会人の評価ポイントとして能力や技術レベルが大事だと捉えられますが、
人生経験もとても大事なポイントなんですよね。

正直、自分は未婚なので、このハンディカムのアプローチが提案出来たかと考えると、
その発想は出来なかったと思いました。

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HTML5&CSS3辞典 第2版 迷った時に読み返そう!

IEでletter-spacingを設定すると<br>が正しく表示されないバグ

めったに使わないCSSのletter-spacingですが、
FlashをHtml化する作業の時に悩まされたバグです。。

ブログでは文章を改行(空行)させる時に<br><br>で改行しています。一文をただしくコーディングするなら<p>を使用しますが、<br><br>になっている事が多いです。

その時にletter-spacingを設定していると
----------------------------------
(通常時)
あのさ<br><br>実は...
 ↓(レンダリングすると
あのさ

実は...

----------------------------------
(letter-spacing設定時)
あのさ<br><br>実は...
 ↓(レンダリングすると
あのさ
実は...


となる訳です。

(解決策)
<br>で改行(空行)をとっている場合、brタグに対してletter-spacingを、
br{
letter-spacing:0;
}

とbrタグにだけ、letter-spacingを0を設定すると解決します。

こういうバグ対策で時間を取られるのは、かなり損をした気になりますね。。

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MacBookファミリーが登場しましたね。

img_081015.gif
今回もリークされまくりで、数日前から「ああ、こうなるのか」というのが確信的でしたね。

詳しい情報は、アップルのサイトで見れば充分かと。
http://www.apple.com/jp/macbook/
http://www.apple.com/jp/macbookpro/

iBook時代から、MacBook時代と大きく外装の変更は無かったですが、今回はiMacと同じくアルミになり、キーボード周りはMacBook Airと同じになりました。

あとトラックパッドが大きくなり、ガラス製になりました。これはちょっといいなあと。

さかのぼる事、2年前に買った黒MacBookですが、現在も順調で買い替えはしないです。。

※ちなみにWebデザインをするのに、スペック的にMacBookかMacBookProか、という疑問ですが、MacBookで充分過ぎるくらいです。(最安の白MacBookでも)
本気で作業するなら、モニタとキーボードとマウスを買って、デスクトップみたいに使うのがおすすめです。(モニタは20〜24インチワイドのノングレアがおすすめ。グレアは自分の背景が映り込むので。)
というか、本気で作業するならコスト的にもiMacが絶対にいいですw

お金が余っているならMacBookProで、MacBookAirは作業用にはおすすめしません。
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