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Google Web Designer ベータ版リリース、グラフィックツールとしての可能性

http://www.google.com/webdesigner/index.html

2013年10月1日にGoogle Web Designerというサービスのベータ版がリリースされました。

概要
  • Google Web Designer は、HTML5 で構築された高度なウェブ アプリケーション。
  • HTML5 広告をはじめとするさまざまなウェブ コンテンツをデザインが作成できる。
  • デザイン ビューで描画ツール、テキスト、3D オブジェクトを使ってコンテンツを作成し、タイムラインでオブジェクトをアニメーション化できます。
  • コンテンツの作成が完了したら、人間が解読可能な HTML5、CSS3、JavaScript を出力できます。
最終的には、HTML5、CSS3、JavaScriptで出力できるようですが、軽く作成してみた結果はpositionを多用していて、PhotoshopやFireworksでHTML書き出しした時と同じような状態だったので、もし使用するのであれば、現時点ではiframeで読み込む広告バナーの作成レベルという印象でした。
では、グラフィックソフトとしては、どこまでデザインが出来るのか?

現時点で備わっているグラフィック機能
  • ペン ツール
  • テキスト ツール
  • シェイプ ツール
  • アニメーション ツール
  • コンポーネント ツール
  • 3D ツール
  • イベントツール
が備わっていてますが、レイヤー機能やスポイト機能などは無く、書き出し/保存もhtmlになってしまうので、PhotoshopやIllustratorの代替ツールとしては正直まだ無理かと。

GoogleアプリをPhotoshop/Illustratorの代替ツールにするなら
WebサイトのデザインをGoogleアプリで行うのであれば、図形描画(Drawing)ツールの方がまだ使えると思います。
図形描画ツール(Drawing)
(※個人的にはハッカソン的な開発を行うときは、Drawingでメンバーと画面共有しながらWireFrameとラフデザインを一気にこのツール上で行ってしまいます。)

やはり、Photoshop CCやIllustrator CCほどのグラフィックツールの代替ツールの登場はまだまだ先になりそうですが、Google Web Designerの登場によりGoogleがパワフルなグラフィックツールを開発する可能性が非常に大きくなったのは確実だと思いました。


Google Web Designerヘルプ(日本語版)

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